Ryzen 7 7800X3D/9800X3DとRTX 5060Ti 16GBのゲーム性能をベンチマーク

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BTOパソコンによくある以下の構成で、「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を比較しました。

  • Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060Ti 16GB
  • Ryzen 7 7800X3D + RTX 5060Ti 16GB
  • Ryzen 7 7700 + RTX 5060Ti 16GB
  • Core Ultra 7 265F + RTX 5060Ti 16GB
  • Core i7-14700F + RTX 5060Ti 16GB
  • Core i5-14400F + RTX 5060Ti 16GB

CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かるので、ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

この記事では主にRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dに注目して解説します!

最初に結論を言うと、Ryzen 7 9800X3Dまたは7800X3DをRTX 5060Ti 16GBと組み合わせる場合、以下のようになります。

PCを自作する人OK
BTOパソコン選ぶならRyzen 7 7800X3D

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dは価格が高すぎてミドルクラスのPCにはバランスが悪いのがデメリット。

Ryzen 7 9800X3Dは最強だけど、自己満足を満たしたい自作派ならOK。(自己満足は大事です!)

一方でRyzen 7 7800X3Dは9800X3Dより総合性能は少し劣るものの、消費電力がぶっちぎりに低くてパワーも飛び抜けてるので、BTOパソコンでも選ぶ価値は十分にあります。

基本的に「最強スペックで武装したい!」ってこだわりが無ければ、CPUのグレードを下げてグラフィックボードに予算を回した方が良いです。

コスパ重視な人はRyzen 7 7700やインテルCPUでも必要十分な性能を持っているので、CPU選びで迷っている人はよ~く検討してください。

CPUとGPUの組み合わせで記事を検索
最強CPUランキング

BTOパソコン向けのランキングです。

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツだよ!

予算にあわせてしっかり選ぼう!

更新:2025年10月5日

【1位】Ryzen 7 7800X3D

ハイスペックゲーミングPC用のCPU。

新世代のRyzen 7 9800X3Dより総合性能は劣るものの、ゲーム時のパフォーマンスはトップクラス。

7800X3Dの方が消費電力が低くて価格が安いメリットあり。

もともとの性能が高いので、9800X3Dとの性能差を体感できる人は少ないと思われる。

特にフルHDとWQHDのパフォーマンスが飛び抜けて良い。

コスパ良く最強ゲームマシンが欲しい人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 7800X3Dの実機ベンチマーク

【2位】Ryzen 7 9800X3D

ハイスペックゲーミングPC用のCPU。

ゲーム時のパフォーマンスが究極に素晴らしいだけでなく、クリエイティブ系の処理も強い。

CPU選びに悩むことが無くなる「アガリ」の一品。

とりあえずこのCPUを選んでおけば数年間は現役で使える。

価格が少し下がって買いやすくなったが、旧モデルのRyzen 7 7800X3Dの方がコスパ良い。

とはいえ、迷ったらコレを選んでおけば安心。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 9800X3Dの実機ベンチマーク

【3位】Ryzen 7 7700

ミドル〜ハイスペックPC用のCPU。

ライバルのCore i7-14700Fより少し良い性能。

体感上のパフォーマンスは新型のRyzen 7 9700Xとほとんど変わらない。

BTOパソコンの価格もRyzen 7 9700Xモデルより安く、バランス良くまとまった高性能CPU。

取り扱っているショップが少ないのがデメリット。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070 Ti、Radeon RX 9060 XT~RX 9070 XT

>Ryzen 7 7700の実機ベンチマーク

【4位】Ryzen 5 7500F

ミドルスペックPC用でBTOパソコン専用のCPU。(自作PCならRyzen 5 7600が近い性能)

ライバルのCore i5-14400Fより高性能で処理内容によってはRyzen 7/Core i7に近いパフォーマンスを発揮する。

ミドルクラスBTOパソコン用CPUの王者。

取り扱っているショップが少ないのがデメリット。

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Ryzen 5 7500Fの実機ベンチマーク

【5位】Ryzen 7 9700X

ハイスペックPC用でゲーム、クリエイティブ作業など何でもこなせるバランス型だが、ゲーム時のパフォーマンスはRyzen 7 7800X3Dに負ける。

ゲーム目的ならRyzen 7 7800X3Dか9800X3Dが良く、コスパ重視ならRyzen 7 7700で十分な性能。

微妙な立ち位置のCPUだが、総合パフォーマンスはライバルのCore i7-14700F/Core Ultra 7 265Fを大きく超えるので、インテルCPUに不安がある人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Ryzen 7 9700Xの実機ベンチマーク

【6位】Core Ultra 5 225F

ミドルスペックPC用のCPU。

旧世代のCore i5-14400Fより消費電力が低くて基本性能が高く、ゲームによっては価格の高いCore i7に迫るパフォーマンス。

動画編集などのクリエイティブ性能はCore i7-14700Fを超えることもあって、なかなか良いCPU。

デメリットはPCの価格が少し高いことだけど、性能は良いので長く現役で使うつもりならミドルクラスNo.1

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Core Ultra 5 225Fの実機ベンチマーク

【7位】Core Ultra 7 265F/KF

インテル最新世代のCPU。

265KFは出力が高くてオーバークロックに対応したフルスペック版でハイスペックPC用。

265Fは265KFの出力を落としてオーバークロック非対応にしたミドル~ハイスペックPC用。

Core i7-14700シリーズからクリエイティブ系の処理能力は大きく上がったが、ゲーム時のパフォーマンスはあまり変わらずRyzen 7 9700Xよりも低い性能。

人気が無いから価格が安いのが最大の特徴で、Ryzenより性能は低いけど普通に遊べる。

商業的には失敗作。

インテルCPUを使いたい人、できるだけ安くハイスペックPCが欲しい人におすすめ。

【相性が良いGPU】すべて

>Core Ultra 7 265KFの実機ベンチマーク

>Core Ultra 7 265Fの実機ベンチマーク

【8位】Core i5-14400F

ミドルスペックPC用のインテル第14世代CPU。

ゲームもクリエイティブ処理もそつなくこなせるバランス型。

総合パフォーマンスはRyzen 7 5700Xに少し劣るものの、価格が安くてコスパが良い。

マザーボードがRyzen 7 5700Xよりも世代が新しいので、ストレージの拡張性が高いのもポイント。

なるべく安くミドルクラスPCをゲットしたい人におすすめ。

【相性が良いGPU】RTX 5060、RTX 5060 Ti、Radeon RX 9060 XT

>Core i5-14400Fの実機ベンチマーク

【9位】Core i7-14700F

ミドル〜ハイスペックPC用のCPU。

第12世代のCore i7-12700のマイナーアップデート版で、高効率コアとキャッシュメモリなどが強化。

不具合発覚で圧倒的不人気なCPUになってしまったが、性能はそこそこ良い。(飛び抜けて良くはない)

人気が無くて売れないからと思われるが、BTOパソコンはショップによって投げ売り状態になっている。

新品BTOパソコンは修正パッチを適用して出荷しているので、これから不具合に遭遇する心配は無いが、さすがに古さを感じる。

どうしてもインテルCPUを使いたい人が選んでください。普通に使う分には問題ない性能です。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070、Radeon RX 9060 XT、RX 9070

>Core i7-14700Fの実機ベンチマーク

【10位】Ryzen 7 5700X

ミドルスペックPC用のCPU。

8コア16スレッドで動作するZen3世代のハイクラスCPU。総合パフォーマンスはライバルのCore i7-14700Fより少し劣るが、PCの価格は2〜3万円ほど安い。

4K動画編集などヘビーなクリエイティブ処理が苦手。

悪いCPUでは無いが、2025年に選ぶにはさすがに古さを感じる。

世代が古いため、いつかCPUを交換してパワーアップしたい … といったマニアな人には向いていなく、基本はそのまま使い切る感じで、価格重視で「今」を楽しめれば良い人なら問題なし。

【相性が良いGPU】RTX 5060~RTX 5070、Radeon RX 9060 XT

>Ryzen 7 5700Xの実機ベンチマーク

  • CPU末尾のFとかKって何?
  • ゲーミングPCのCPUの役割って?

と思った人は、関連記事をチェック↓

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている

スクロールできます
9800X3D7800X3D7700Ultra 7 265Fi7-14700Fi5-14400F
世代Zen 5Zen 4Zen 4シリーズ2第14第14
対応ソケットAM5AM5AM5LGA1851LGA1700LGA1700
Pコア数888886
Eコア数12124
ベースクロック4.7GHz4.2GHz3.8GHz2.4GHz2.1GHz2.5GHz
ブーストクロック5.2GHz5.0GHz5.3GHz5.3GHz5.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ96MB96MB32MB30MB33MB20MB
熱設計電力120W120W65W65W65W65W
限界温度95℃89℃95℃100℃100℃100℃

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dといった、「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を持つのがポイント。

キャッシュが効くゲームだと狂ったようなフレームレートになるのが特徴で、一度体験すると他のCPUに全く興味が無くなる強烈な魅力を持っています

ゲームにおいてはキャッシュメモリが多いほどパフォーマンスが上がるので、ヘビーゲーマーならRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dが向いています。

Ryzen 7 7700も必要十分なパワーを持っているので、「最強」にこだわりがなければ非常に良いCPUです。

Core Ultra 7Core i7はRyzen 7 7700より少し劣るパフォーマンスだけど、価格は安いのでCPUはインテルじゃないとダメ!って人が選ぶと良いでしょう。

Core i5は6コアベースのミドルクラスCPUです。BTOパソコンの安いモデルに採用されてるので参考までに比較しました。パワーを求める人には向いてませんが、カジュアルなゲーマーならアリだと思います。

ちなみに、最近のインテルCPUはEコア(高効率コア)を持ってますが、正直なところ、何に役立っているのかイマイチ実感しづらいです。裏方としてコツコツ働いてると思われますが、ゲーム中心で使うならEコアなしのRyzenでもまったく問題ありません。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dの違い

Ryzen 7 9800X3DはアーキテクチャがZen 4からZen 5に更新されたことで、処理能力が「少し」パワーアップ。

その他、巨大な3D V-Cacheのレイアウトを見直したことにより、発熱に強くなって最大クロックが上昇したのが特徴です。

限界温度も89℃→95℃まで上昇し、オーバークロックができるようになったのもポイント。

マザーボードの設定をいじるなどマニアックな手順は必要ですが、より秘めたパワーを引き出す楽しみもあり。

7800X3Dの弱点とも言われたクリエイティブ系の処理もパワーアップしたので、たぶん、無敵のCPUです。

しかし、Ryzen 7 9800X3Dにもデメリットはあります。

  • 価格が高い
  • 消費電力が高い
  • ゲーム時の体感差が少ない

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、ゲーム時の消費電力が7800X3Dより40Wほど高いです。

また、そもそも7800X3Dの性能が高いので、ゲームでは9800X3Dとの性能差を体感できるかは人によると思います。

Socket AM5

なお、CPUを取り付けるソケットは同じ「AM5」なので、Ryzen 7000系を使っている人ならCPUを交換するだけで簡単にアップグレードができます。(BIOSを最新にアップデートする必要あり)

次世代のRyzen 10000系?もAM5を採用する「らしい」ので、PCを自作する人だったら、とりあえず安いRyzen 7000系を選んで新世代CPUが出たら乗り換えるのもアリでしょう。

CPUベンチマーク

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。CPU末尾の「K」とか「F」って何?

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断すると、最新のCore Ultra 7 265KF、265Fと旧世代のCore i7-14700KF/13700KFが飛び抜けた性能に見えます。

CPUベンチマークというのはCPUリソースを100%使い切る「非現実的な意地悪いじわるテスト」で、基本的に最新世代でコア数が多いほど良いスコアになります。

ただ、ゲームや動画編集といった一般用途では、すべてのリソースを使い切ることはまずありません。

なので、CPUベンチマークスコアだけで性能を判断するのは、ヤメた方が良いでしょう。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dはベンチマークスコアに現れない部分が強く、実際に使ってみると他のCPUを圧倒し、最強ゲーミングCPUと言われています。

ここでは限界性能の大雑把な順番として、ふ~んと眺める程度でOKです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはありえないので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

各CPUの価格と在庫状況など

販売開始価格実売価格
2025年9月時点
9800X3D86,800円78,980円
7800X3D71,800円59,200円
770070,800円40,980円
Ultra 7 265F71,800円55,620円
i7-14700F61,800円49,800円
i5-14400F34,800円19,800円
実売価格は変動するので参考程度にしてください

Ryzen 7 9800X3Dは発売から数ヶ月はなかなか手に入らない状況でしたが、現在は普通に買えます。

ただし、全世界レベルで人気なので値下げ率は良くありません。

在庫状況は変動するのでマメにチェックしてください。

旧モデルのRyzen 7 7800X3Dもあまりの人気の高さで値上げされた経緯あり。

一時は5万円台で買えた超コスパCPUだったのですが、2024年12月には85,000円くらいまで値上がりし、販売開始価格を大きく上回ったことがあります。

この異常な価格変動はインテルCPUが絶不調なため、人気がRyzenに流れてしまった結果です。

Ryzen 7 9800X3Dの登場で販売終了というわけではなく、しばらく並行して販売されるとのこと。

総合性能では9800X3Dに負けるものの、ゲーム時のパフォーマンスはトップクラスで消費電力も低く、ゲーム中心で使う人ならまだまだ使える超高性能CPUです。

Ryzen 7 7700の実売価格は高く見えますが、現在はほとんどBTOパソコン用に回されているようで、パーツショップの単品販売はあまり見かけなくなりました。

次はインテルCPUの解説です。

Core Ultra 7 265Fは発売直後から大幅に値下げ。たぶん、人気が無いから安くなっただけだと思われます。

Core i7-14700Fは旧世代のCPUですけど、Core Ultraシリーズの性能がイマイチなため、いまだにインテルの主力CPUです。特にBTOパソコンだとCore UltraモデルやRyzen 7 9800X3D/78000X3Dモデルより安いので、コスパ重視なら良いCPUなのですが、ゲーム時の性能はRyzen 7 7700よりも低いので注意。

Core i5-14400Fの価格は他の8コアベースなハイスペックCPUと同列で比較できないモノだけど、激安なのが最大の魅力。スーパーヘビー級のFPSゲーマーでなければ十分な性能です。

総合的に、Ryzen 7 9800X3DはRTX 5060Ti 16GBと組み合わせるには価格と性能のバランスが悪いので、よ~く検討してください。

グラフィック性能|RTX 5060 Ti 16GB

4つのグラフィックボードを使ってゲームのフレームレートを比較したところ、RTX 5060 Ti 16GBは「かなりの実力派」です。

もちろん、上位モデルのRTX 5070には負けるけど、フルHDかWQHDモニターにつなげて遊びたい人にとってベストなグラフィックボードと感じました。

ちなみに、同じ「RTX 5060 Ti」という名前でも、ビデオメモリ(VRAM)8GBモデルと16GBモデルでは、かなりの性能差があります。

比較に使用したゲームや、VRAM 8GBモデルとの違いについては、以下の関連記事をチェックしてください↓

その他、RTX 5000シリーズから採用されたマルチフレーム機能など、より詳しい特徴やデメリット、他のグラフィックボードとの性能比較は以下の記事で解説しています↓

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 7700
Core
Ultra 7 265F
Core
i7-14700F
i5-14400F
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850M-WIFI
レビュー
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
MSI B760I
EDGE WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
GPUPalit RTX 5060Ti
INFINITY 3 16GB
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W

基本的にめっちゃ高価なパーツは使っていません。

CPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。

電源容量はRTX 5060Tiの場合、600WあればOK。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】パルワールド
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】モンスターハンター ワイルズ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】黒神話 悟空
  • 【重量級】STALKER 2
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

グラフの便利な使い方

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】最高+レイトレON
  • 【画質2】パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

「最高画質」だと、どのCPUを使っても同じくらいのフレームレートです。

基本的に画質を上げるとGPUの負荷が高くなってCPUに仕事が回らず大きな差は出ません。(GPU側にボトルネック発生)

グラフィックの軽い競技向けの「パフォーマンス画質」だと、GPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出るようになり、9800X3Dと7800X3Dが狂ったようなフレームレートを叩き出します。Ryzen 7 7700も悪くないです。

ただ、Ryzen 7 9800X3D/7800X3D以外はCPU処理の限界に到達するのが早く、フルHD~4Kまでフレームレートが頭打ち状態になります。(CPU側にボトルネックが発生)

また、競技性の高いFPSゲームで重要な最低フレームレートもRyzenの方が安定して高いです。

こういったゲームは画質を落とす人が多いので、ヘビーシューターならRyzen 7 9800X3D/7800X3Dが良いでしょう。

カジュアルに楽しむ人なら、どのCPUを選んでも十分なスピードが出ているので問題ありません。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの通常攻撃のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

フルHDだとRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dは瞬間的に上限の300fpsを超える性能があると思われます。

WQHD以上になるとGPUの負荷が高くてCPUに仕事が回らず差は出ません。

どのCPUを使っても4Kまで快適に遊べるフレームレートです。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【画質】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

フルHDはRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dが飛び抜けた性能で、同じRTX 5060Ti 16GBを使っているとは思えないほど差が出ますが、どのCPUを使っても十分な速度で遊べます。

4KはGPUの負荷が高すぎてCPUに仕事が回らず誤差レベルです。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測したFIGHTING GROUNDの平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

どのCPUと組み合わせても大きな差はありません。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

CPUパワーに依存するゲームで、Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dが飛び抜けたスコア。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3D以外はCPU処理の限界に達するのが早く、フルHDとWQHDのフレームレートが頭打ちになります。

ただ、このゲームは80fpsくらいあれば快適に遊べるので、Ryzen 7 9800X3D/7800X3Dと他のCPUで違いが分かる人は少ないでしょう。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

設定
  • 【画質】極限
  • 【DLSS】バランス
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

フルHDでRyzen 3兄弟が微妙に良いスコアですけど、誤差レベルと思ってください。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】モンスターハンター ワイルズ

設定
  • 【画質1】ウルトラ+レイトレーシング高
  • 【画質2】中+レイトレーシングOFF
  • 【フレーム生成】ON

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

このゲームはビデオメモリを大量に使います。VRAM 8GBだとマトモに遊べないので注意!

「ウルトラ画質+レイトレーシング高」の最高設定だと、まったり遊ぶ分には十分な速度です。

ただし、画質をかなり落とさないとフルHD/120fpsが出ないので、高画質&高フレームレートで遊びたい人はRTX 5070以上のグラボにしてください。

CPU違いによるフレームレートの差はありません。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、RTX 5060TiならレイトレーシングONでもWQHDまで「ほぼ60fps」に張り付き状態で遊べます。

スピンオフ作品のナイトレイン(NIGHTREIGN)もPCの要求スペックは同じなので、余裕で遊べると思います。

【重量級】黒神話 悟空

設定
  • 【画質】超高
  • 【レイトレーシング】超高
  • 【サンプリング解像度】50
  • 【フレーム生成】ON

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

このゲームは解像度によってサンプリング値が自動的に変わってしまうので、すべての解像度で4K最高設定である「50」に固定して計測しました。(アップスケール品質:パフォーマンスに相当)

2025年4月にRTX 5000シリーズのマルチフレーム対応にアップデートされましたが、専用ベンチマークアプリは非対応なため、マルチフレームOFFの計測結果です。

実際にはグラフの数字から最大2倍のフレームレートが出るはずなので、十分なパフォーマンスだと思います。

【重量級】STALKER 2

設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】パフォーマンス
  • 【マルチフレーム】x 4

町内の固定ルートをダッシュしたときの平均フレームレート

こちらもマルチフレーム対応ゲームです。

微妙にCPUのパワー差が出てますが、どのCPUを使っても問題ありません。

マルチフレームに対応したゲームだと4Kまで超快適に遊べます。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

こちらもマルチフレーム対応ゲームです。

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

マルチフレーム対応ゲームです。

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

ゲーム性能のまとめ

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

Ryzen 7 9800X3Dが最強だけど、CPUの価格が高すぎてミドルクラスPCにはちょっとバランスが悪いです。

その他のCPUとRyzen 7 9800X3Dのパフォーマンス差はこうなります↓

CPU9800X3Dとの
性能差
Ryzen 7 7800X3D-1.9%
Ryzen 7 7700-11.9%
Core Ultra 7 265F-15.4%
Core i7-14700F-17.6%
Core i5-14400F-23.1%

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dは、たったの1.9%しか差が出ませんでした。

たぶん、9800X3Dと7800X3Dとの違いを体感できる人は「極めて少ない」と思います。

  • テストしたゲームの中にはフレームレートに60fpsまでの上限があったので、MODを使って上限解除するなどマニアックなことをすればもっと差が出るはず。ただし、現実的な体感差は少ない。

注意点として、上記の性能差は画質を落としてCPUパワーを絞り出した結果と、フレームレート60fpsが上限のゲームを含みます。

最高画質で計測したゲームと、フレームレートに上限が無いゲームの平均値を出すとこうなります↓

平均フレームレートの補足(タップして読む)

平均フレームレートは最高画質設定のみ、フレームレート上限の無いゲームのみで算出しています。

以下のゲームを除く

  • フォートナイト(パフォーマンス画質を除く)
  • モンハンワイルズ(中画質を除く)
  • ストリートファイター6(60fpsが上限のため)
  • エルデンリング(60fpsが上限のため)

マルチフレームが使えるゲームだと、平均fpsを大きく超えるフレームレートが出ます。

RTX 5060Ti 16GBはもっと高いフレームレートを出せるポテンシャルがあるので、平均fpsは参考程度にしてください。

最高画質で遊びたい人だと、どのCPUを使ってもそんなに差は無いです。CPUの価格差に見合った違いはありません。

画質を落としてフレームレートを稼ぐタイプの人だったら、Ryzen 7 9800X3Dか7800X3Dがベスト。

まったり楽しむタイプだったら、激安のCore i5-14400Fでも十分なパフォーマンスです。

とはいえ、ゲームは年々ハイスペックなPCを要求してくるので、コスパ重視で性能にも妥協したくない人だったらRyzen 7 7700が「ちょうど良い」って感じ。

この辺は人によって評価が変わるので、よ~く検討してください。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5060Ti 16GBを使ったエンコードはCPU 20~50%、GPU 80~90%くらいの配分で動作。

わりとGPUヘビーな処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分04秒
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分07秒
Ryzen 7 7700+RTX 5060Ti 16GB
1分04秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
1分03秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
1分08秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
1分12秒

↑フルHDエンコードは負荷が少ないので、どのCPUを使っても10分の実時間よりかなり早く処理できます。

Ryzen 7 7800X3Dは微妙に遅く見えるけど、誤差レベルと思ってください。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
4分36秒
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060Ti 16GB
4分36秒
Ryzen 7 7700+RTX 5060Ti 16GB
4分36秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
4分35秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
4分43秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
4分47秒

↑負荷の高い4KエンコードもGPUが中心になって処理するからと思われますが、Ryzen 3兄弟の速度は変わらず。十分な処理能力です。

とはいえ、10分の実時間よりは早く処理できるけど、どのCPUを使ってもけっこう時間が掛かります。

そもそもRTX 5060TiクラスのGPUは4Kの処理はあまり得意ではありません。

ヘビーなクリエイティブ作業をする人ならRTX 5070Ti以上のグラボを選んだ方が時間効率が良いでしょう。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分8秒
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分11秒
Ryzen 7 7700+RTX 5060Ti 16GB
1分11秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
1分11秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
1分12秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
1分18秒

AIノイズ除去はCPU 25~40%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。GPUヘビーな処理です。

Ryzen 7 9800X3Dが最速ですけど、CPUの価格差に見合った違いはありません。

Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 7700で十分な速度だと思います。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
15.54秒
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060Ti 16GB
18.05秒
Ryzen 7 7700+RTX 5060Ti 16GB
18.23秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
15.23秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
22.41秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
26.51秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 85~100%、GPU 35~40%くらいの配分で動作。CPUヘビーな処理です。

Ryzen 7 9800X3DとCore Ultra 7 265Fが速いけど、Ryzen 7 7800X3D/7700との差は少しです。

とはいえCPUパワーをしっかり使う処理なので、もっと複雑な処理をさせたら大きな差が出ると思われます。

Core i7-14700Fはちょっと遅く感じ、Core i5-14400Fはダメだこりゃ … と感じました。

クリエイティブ性能のまとめ

総合的にRyzen 7 9800X3Dがベストだけど、ゲームが中心で、たま~にフルHDの動画編集もするって人ならどのCPUを使っても問題ないと思います。

ただ、クリエイティブ系のアプリは色々あるので、アプリによっては結果が変わるはず。

ゴリゴリのクリエイターなら、価格がめちゃめちゃ高いRyzen 9/Core Ultra 9などの最上位CPU+もっと高性能なGPUにした方が時間効率が良いでしょう。

ゲーム実況配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ベンチマークモードで計測しています。

WQHD/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

すべての構成でドロップフレーム0%、映像がカクつくこともなく、どのCPUが配信に弱いって印象はありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは落ちるので、高fpsが重要なゲームであれば画質や解像度を落とす必要はあると思います。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させた方が良いでしょう。

2PC配信だとCPUパワー不足のジレンマから解放されるほか、フレームレートの低下も無し。配信も安定するので無理に1PCの配信にこだわらなくてもOKです。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5060Ti 16GBを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
フルHD
動画視聴
Hulu
9800X3D245-290W160-170W60-65W
7800X3D225-250W130-140W65-70W
7700245-265W170-175W60-65W
265F255-290W150-160W65-70W
14700F270-310W180-190W70-75W
14400F235-255W140-145W60-65W

旧世代のRyzen 7 7800X3Dがベスト。Core i5-14400Fよりも低い消費電力です。

Ryzen 7 7800X3DってCPUの価格は高いけど、選ぶ価値は十分にあると思います。

7800X3Dの消費電力が低いのが謎だったのですが、「大容量キャッシュメモリのおかげで消費電力の高いメインメモリへのアクセスが減るため」だそうです。

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、ゲームだと7800X3Dより20~40Wくらい高い消費電力。ゲーム時のパフォーマンスは体感できるほどの差は無いので、ちょっと残念

Core i5-14400Fもゲーム時の最低消費電力が低くて良さげに見えますけど、単純に一番パワーが無いからだと思います。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
9800X3D95℃78.5℃78.2℃
7800X3D81.4℃73.4℃72.6℃
770078.1℃77.6℃75.9℃
265F72℃63℃66℃
14700F73℃64℃72℃
14400F57℃54℃57℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

瞬間最大温度はマニアな人以外は気にしなくてOKです。

  • CPUベンチマークは日常的にする人はいないので無視してOK

Ryzen 7 9800X3DはCPUベンチマークだと瞬間的に限界温度の95℃まで上昇しますが、サーマルスロットリングが働いて出力が自動的に下がります。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
9800X3D75.9℃68.1℃68.5℃
7800X3D69.1℃64.3℃70.8℃
770068.4℃70.5℃74.8℃
265F54℃58℃56℃
14700F51℃56℃55℃
14400F46℃50℃52℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

平均温度はインテルCPUがぶっちぎりに良いと思います。

微妙にRyzen 7 9800X3Dの温度が高めですけど、巨大なキャッシュメモリを持つため、冷えにくいCPUなんだと思います。

各CPUの限界温度はRyzen 7 9800X3Dと7700が95℃、7800X3Dが89℃、インテルCPUが100℃です。

どのCPUも限界値まで余裕があるので気にする必要はありません。

CPUクーラーはRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dは「サイドフロー式」。

Ryzen 7 7700とインテルCPUは「トップフロー式」で問題ありません。

ただ、ケース内のエアーフロー設計はしっかり考えたほうが良いです。(BTOパソコンは対策されているので気にしなくてOK)

小さいケースだと排熱効率が悪いので、240mm水冷を選んでおくと安定して使えます。

【まとめ】RTX 5060 Ti 16GBの最強の組み合わせはRyzen 7 7800X3D

まとめると、こんな感じです。

RTX 5060Ti 16GBまとめ

  • フルHD/WQHD解像度/最高画質で遊べる
  • マルチフレーム対応ゲームなら4KでもOK
  • 8GBモデルだと最新ゲームは厳しい

Ryzen 7 9800X3Dまとめ

  • 使って面白いCPU
  • ロマンを感じる
  • ツボにハマると強烈パフォーマンス
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • クリエイティブ性能も良い
  • 7800X3Dと体感できるほどの差はない
  • パワーはあるが消費電力が高い
  • 価格が高い

Ryzen 7 7800X3Dまとめ

  • 体感では9800X3Dと変わらない
  • 圧倒的に省電力
  • 9800X3Dと同じ魅力を持つ
  • クリエイティブ系は9800X3Dに負ける
  • 価格が高め

RTX 5060Ti 16GBについては、フルHD/WQHDモニターにつなげて遊びたい人に最適です。

大容量ビデオメモリのおかげであらゆるゲームを最高画質で遊べるほか、動作が極めて安定しているのもポイント。

ただ、どんなゲームも4Kまで最高画質で動くけど、実用的な解像度はWQHDまでと思ってください。

繰り返しますが、価格の安いVRAM 8GBモデルを選ぶと快適に遊べるゲームが限られてしまうので注意!

CPUについては、とにかく最強が良い!せっかく買うなら長く現役で使いたい!って人ならRyzen 7 9800X3Dがベスト。

ただ、基本的にCPUのグレードを下げてグラボに予算を回すほうが幸せになれます。Ryzen 7 9800X3Dは高すぎなのでよ~く検討してください。

個人的には旧世代のRyzen 7 7800X3Dの方が、消費電力が低くてパフォーマンスも9800X3Dとほとんど変わらず、価格も安いので良いと思います。

感覚的には新しいiPhoneを買ったけど、何も体感差が無かった(泣)… っていうパターンと同じ。

コスパ重視の人だったらRyzen 7 7700もアリでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑2スロット厚、冷却音が静かな3連ファン、シンプルな見た目で光らないグラボです。

CPUとGPUの組み合わせで記事を検索

Ryzen7 9800X3D/7800X3D+RTX 5060 Ti 16GBのBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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ドスパラ Lightning-G AV-Ti7X

CPURyzen 7 7800X3D
GPURTX 5060 Ti 16GB
CPUクーラー
解説
水冷
240mm RGB
メモリ
解説
16GB
DDR5
ストレージ
解説
500GB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
マザーボード
解説
A620チップセット
microATX
ASRock A620M TW
高さ x 幅 x 奥行
解説
422 x 210 x 401
ミニタワー
電源
解説
750W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
サポート
価格209,980円
ポイント
  • 納期が早い
  • 安心ブランド
  • パーツ構成が良い
  • 大きすぎないサイズ
  • 白と黒から選べる
  • ストレージ容量が少ない

ドスパラのRyzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GBモデルです。

コンパクトなミニタワー筐体に、水冷CPUクーラーやNVMe SSD増設用のM.2スロット(空き1)を備えたバランスの良い構成。

ストレージは初期で500GBと控えめですが、注文時に容量カスタムできるので安心です。

CPU性能は新型のRyzen 7 9800X3Dと比べても体感差はほぼなく、むしろ省電力で効率が良いのが7800X3Dの強み。

「高性能なゲーミングPCがほしいけどコスパも重視したい!」という人にぴったりの一台です。

基本パーツ構成が同じRTX 4070 SUPERモデルをレビューしたので、使い勝手が気になる人は関連記事をチェック↓

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【即納】ツクモ G-GEAR mini GI7A-E251

CPURyzen 7 7800X3D
GPURTX 5060 Ti 16GB
CPUクーラー
解説
空冷
サイドフロー式
メモリ
解説
32GB
DDR5
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
3個(空き2)
マザーボード
解説
B650チップセット
microATX
ASRock B650M Pro RS WiFi
高さ x 幅 x 奥行
解説
303 x 185 x 396
ミニタワー
電源
解説
850W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:Wi-Fi 6E
サポート
価格239,980円
ポイント
  • 納期が早い
  • 小型
  • 大容量メモリ
  • Wi-Fi標準搭載
  • 拡張性が高い
  • 注文時にカスタムしたい人

ツクモのRyzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GBな「即納完成品」です。

高さ約30cmのコンパクトケースを採用しながら、冷却性やメンテナンス性にもこだわったつくりが魅力。

32GBメモリ、Wi-Fi&Bluetooth、NVMe SSDスロット×3など、基本スペックも拡張性もフルサイズ並みでしっかりしています。

完成品なので注文時のカスタムはできませんが、届いたそのままで快適に使える十分な性能を備えています。

さらにツクモのPCは、使われている主要パーツの型番がある程度公開されているので、後からのアップグレード計画が立てやすいのも嬉しいポイント。

「省スペースでも妥協したくない!」という人にピッタリのゲーミングPCです。

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デカすぎるPCが苦手な人に最適!

その他のRTX 5060 Ti搭載PCはこちら↓

ryzen7 なるちょう rtx5060ti

PCパーツ・自作PCの基礎知識

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更新:2025年11月10日

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価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
89980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ111111111
134980円RTX 5060Ryzen 5 7500F16GB500GBドスパラ111111111
137800円RTX 5050Ryzen 7 5700X16GB1TBフロンティア111111
138800円RTX 5060Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111
139800円Ryzen Z2 Ex24GB1TBASUS111111111
144980円RX 9060 XTRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111111
147980円RX 9060 XTRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア11111111
148800円RX 9060 XTRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア11111
149800円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111
149800円RTX 5060Ryzen 7 5700X32GB1TBOZgaming1111111
159800円RX 9060 XTRyzen 7 5700X16GB1TBマウス11111111111
159980円RTX 5060 TiRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111111
164980円RX 9060 XTRyzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
169800円RTX 5060 TiRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111111
179980円RTX 5060 TiRyzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
179980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
188800円RTX 5070Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア1111111
189800円RX 9060 XTRyzen 7 770016GB1TBマウス111111111
199800円RTX 5060 TiRyzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
209980円RTX 5060 TiRyzen 7 770032GB1TBツクモ111111111
213980円RTX 5060 TiRyzen 7 770032GB1TBツクモ1111111111
214980円RTX 5060 TiRyzen 7 770016GB1TBドスパラ1111111111
219800円RTX 5070Ryzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
219980円RTX 5060 TiRyzen 7 770032GB1TBツクモ1111111111
222800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBフロンティア11111111
223800円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBOZgaming11111111
224980円RTX 5060 TiRyzen 7 770032GB1TBドスパラ1111111111
224980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
227800円RX 9070 XTRyzen 7 9700X32GB1TBフロンティア1111111
239800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
239980円RTX 5060 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ1111111111
239980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB1TBドスパラ1111111111
245800円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア111111111
254800円RTX 5070Ryzen 7 8700F32GB2TB日本HP1111111111
259800円RTX 5070 TiRyzen 7 9700X32GB1TBフロンティア111111111
264800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
269800円RX 9070 XTRyzen 7 770032GB1TBツクモ11111111
274000円RTX 5070Core Ultra 7 265F32GB2TB日本HP1111111111
275800円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBフロンティア111111111
275800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア11111111
285500円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
289800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア111111111
289900円RTX 5070 TiRyzen 7 8700F32GB2TB日本HP111111111
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289980円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ1111111111
294800円RX 9070 XTRyzen 7 9700X32GB1TBマウス1111111111
297800円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBツクモ111111111
309800円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ111111111
309800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
314980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ1111111111
329800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBマウス111111111
329800円RTX 5070 TiRyzen 7 9700X32GB1TBマウス1111111111
329800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
333900円RTX 5070 TiCore Ultra 7 265K32GB2TB日本HP11111111111
349980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ1111111111
349980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
354980円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
359800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBマウス11111111111
364800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ111111111
369980円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
374800円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア11111111
394980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ111111111
399980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111
419980円RTX 5080Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ11111111
444980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ11111111

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