Ryzen 7 7800X3D×RTX 5080 実機ベンチマーク|ゲーム性能・フレームレート比較

このページには広告が含まれています

RTX 5080は、4K/最高画質でも余裕で遊べるハイエンドGPUです。

ただし、組み合わせるCPUによってパフォーマンスは変わります。GPUが強くても、その力をどこまで引き出せるかはCPU次第です。

そこでRTX 5080を軸に、BTOパソコンでよく見かけるCPUを使って性能を比較しました。

  • Ryzen 7 7800X3D(今回の主役)
  • Ryzen 7 9850X3D
  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 9700X
  • Core Ultra 7 265KF

Ryzen 7 7800X3Dは、執筆時点では世代こそ一つ前。いわゆる“前世代の王者”です。

それでも今なお現役で戦える高性能CPUに変わりありません。

とはいえ、気になるのはここでしょう。

  • 9850X3Dや9800X3Dとの差はどれくらい?
  • その差は価格に見合う?
  • いま7800X3Dを選ぶメリットはあるの?

前王者は、新王者にどこまで食い下がれるのか。

数値データと実プレイ映像の両面から、7800X3Dの“いまの実力”を洗い出します。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!
目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
7800X3D9850X3D9800X3D9700XUltra 7 265KF
世代
(アーキテクチャ)
Zen 4Zen 5Zen 5Zen 5シリーズ2
対応ソケットAM5AM5AM5AM5LGA1851
Pコア数88888
Eコア数12
NPU13 TOPS
ベースクロック4.2GHz4.7GHz4.7GHz3.8GHz3.9GHz
ブーストクロック5.0GHz5.6GHz5.2GHz5.5GHz5.5GHz
L3キャッシュ96MB96MB96MB32MB30MB
熱設計電力120W120W120W65W125W
上限温度89℃95℃95℃95℃100℃
販売開始年月2023/42026/12024/112024/82024/10
販売開始価格71,800円94,800円86,800円70,800円75,800円
価格は変動するのでマメにチェックして下さい

Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3Dといった「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を搭載しているのが最大の特徴です。

キャッシュが効くゲームでは平均fpsだけでなく、最低fpsも底上げされます。その結果、瞬間的なカクつきが起きにくい。ここがX3Dの本質的な強みです。

この安定感を一度体験すると、「もう普通のCPUには戻れない」と感じる人が多いのも納得できます。

さらに、後の検証結果を見れば分かるとおり、7800X3Dと9850X3D/9800X3Dの差が極端に大きいわけではありません。

価格を抑えつつRTX 5080の性能をしっかり引き出すなら、ひと世代前の7800X3Dでも十分現役。まだまだ戦えるCPUです。

次に、X3D系以外のCPUにも軽く触れておきます。

Ryzen 7 9700Xはいわば“スタンダードなCPU”。X3Dのような分かりやすい武器はありませんが、性能不足ということもなく、価格と扱いやすさのバランスを重視するなら良い選択肢です。

インテルのCore Ultra 7 265KFも方向性としては同じくスタンダード枠。ただし、Eコア(高効率コア)とAI処理向けのNPUを搭載している点が特徴です。

スペック上は先進的に見えるけど、実際に使ってみるとEコアの存在を強く意識できる場面は少なく、NPUについても現状では使いどころはありません。

当サイトの実測では、Core Ultra 7 265KFはクリエイティブ処理で健闘したものの、ゲーム性能ではRyzen 7 9700Xに及びませんでした。総合的に見ると、選択はやや慎重に検討したいCPUです。

Ryzen 7 7800X3Dと9850X3D/9800X3Dの違い

Ryzen 7 9850X3D/9800X3DはアーキテクチャがZen 4からZen 5に更新されたことで、設計レベルでの処理効率が向上しています。

さらに、巨大な3D V-Cacheのレイアウトを見直したことにより、発熱耐性が改善。結果として、より高いクロックで動作できるようになりました。

上限温度も89℃から95℃へ引き上げられ、オーバークロックに対応したのも大きな違いです。

マザーボードの設定をいじるなどマニアックな手順は必要ですが、より秘めたパワーを引き出す楽しみもあり。

7800X3Dの弱点とされがちだったクリエイティブ性能も底上げされ、総合力は確実に高まっています。

しかし、Ryzen 7 9850X3D/9800X3Dにもデメリットはあります。

  • 価格が高い
  • 消費電力が高い
  • ゲーム時の体感差が少ない

まず価格ですが、CPU単体で見れば性能に見合った価格設定だと思います。

ただし、RTX 5080を搭載したBTOパソコンでは、時期やショップによるものの、7800X3Dモデルと9800X3D/9850X3Dモデルとの差は4〜10万円ほど開くことがあります。

さすがにそこまでの性能差はないので、コストに見合うかどうかは慎重に考えたいところです。

さらに、性能向上のぶんゲーム時の消費電力は7800X3Dより約40W高め。このあたりをどう評価するかが判断ポイントになります。

Socket AM5

なお、CPUを取り付けるソケットは共通して「AM5」なので、Ryzen 7000系を使っている人ならCPUを交換するだけで簡単にアップグレードができます。

次世代のRyzen 10000系?もAM5を継続採用する可能性が高いです。PCを自作する人だったら、とりあえず安いRyzen 7000系を選んで新世代CPUが出たら乗り換えるのもアリでしょう。

CPUベンチマーク

以下のグラフは、CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフだけで判断すると、インテルのCore Ultra 7 265KFが「圧倒的に高性能」に見えて、Ryzen 7 7800X3Dはイマイチに感じるかもしれません。

しかし、CPUベンチマークはリソースをほぼ100%使い切る、いわば「現実離れした全力テスト」です。そのため、コア数の多い最新世代CPUほどスコアを伸ばしやすい傾向があります。

一方、実際のゲームや日常用途でCPUの性能を“限界まで使い切る”場面は、まずありません。現実の使用環境では、ベンチマークでは見えにくい部分が効いてきます。

X3D系CPUはその代表例で、ベンチマークでは目立たなくても、実際のゲームでは大容量キャッシュが効き、体感的な安定性で上回る場面が多くなります。

つまり、CPUベンチマークは“理論上の最大値”を確認するもの。軽く参考にする程度で十分です。実際の性能差はこのあと見るゲーム性能で見極めるのが正解です。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

グラフィック性能|RTX 5080

GPUVRAMメモリ性能消費電力
RTX 508016GB960 GB/s360W
RTX 5070 Ti16GB896 GB/s300W
RTX 507012GB504 GB/s250W

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じ。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5080
RTX 5070 Ti
RTX 5070

RTX 5080は「ハイエンドGPU」ですが、できること自体はRTX 5070 Tiと大きく変わりません。

両者の違いはシンプルに”余裕”です。RTX 5080はパワーが一段上なので、設定に悩みたくない人や、予算に余裕があって「長く現役で使いたい」という人に向いています。

ただし、フルHDやWQHD中心の使い方だとパワーを持て余し気味になるのも事実です。基本はウルトラワイド〜4Kで使うのが良いでしょう。

下位モデルのRTX 5070 Tiでも4Kまで快適に遊べますが、ゲームによっては少しだけ画質調整が必要です。さらにRTX 5070でも4Kで遊ぶこと自体は可能だけど、多くのゲームで画質の調整が前提になります。

こうしたGPUの性能をきっちり引き出すには、CPU選びもかなり重要です。

Ryzen 7 7800X3Dは、価格をなるべく抑えつつもゲーム性能はしっかり重視したい人にハマるCPUです。世代は一つ古くなったとはいえ、ゲームでは今でもかなり強く、RTX 5080と組み合わせても十分高いレベルでまとまります。コスパを意識しながら、ハイエンドGPUをちゃんと使い切りたい人にちょうどいいCPUです。

なお、最上位にはRTX 5090という怪物GPUもありますが、価格も怪物級。個人用途で考えると、現実的なハイエンドの着地点はRTX 5080と感じました。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7 9850X3D
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Core Ultra 7 265KF
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850-PLUS WIFI
レビュー
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 5080
Palit GamingPro
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR5-5600
ストレージ2TB
電源850W

検証環境は一般的なBTOパソコンとほぼ同じ仕様です。いわゆる“めっちゃ高性能”なパーツは使っていません。

CPUクーラーも、当時2,500円くらいで売っていた安物です。(※すでに販売終了しています)

電源容量はRTX 5080の場合、850WあればOK。

さきほど解説したとおり、Ryzen 7 7800X3Dを含むRyzen 7000系は、Ryzen 9000系と同じパーツをそのまま使い回せます。

さらに、次世代のRyzen 10000系(?)についても、同じパーツが使える可能性はかなり高そうです。

そのため、価格重視ならまずはRyzen 7 7800X3Dを選び、あとから最新世代のCPUに乗り換える、というのも賢い選択だと思います。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】アークレイダース
  • 【重量級】バトルフィールド 6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】ボーダーランズ 4

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

DLSSとは?(アップスケールなどの解説)

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ専用AI描画技術のこと。

ひとことで言うと、AIでfpsを稼ぐための総合パッケージです。

DLSSの主な機能は4つ。

  • アップスケーリング(基本機能)
  • フレーム生成(マルチフレーム含む)
  • Ray Reconstruction
  • DLAA(画質特化モード)

以下、ざっくり解説します。

① アップスケーリング

低解像度で描画 → AIで高解像度化

  • fpsが大きく伸びる
  • 画質劣化が少ない
  • 4Kやレイトレ環境で超重要

一番ベースになる機能です。

当サイトでは基本的にすべてのゲームでアップスケーリングを使用して検証しています。

② フレーム生成

  • AIが“中間フレーム”を勝手に作る
  • 表示fpsが一気に増える
  • 体感ヌルヌル

※入力遅延対策としてNVIDIA Reflexとセット運用が基本。

RTX 50世代では、複数フレームを生成する「マルチフレーム生成」に進化し、さらに大きくfpsを伸ばせます。

フレーム生成のメリット・デメリットの項目も参考にしてください。

③ Ray Reconstruction

  • レイトレーシングのノイズ除去をAI化
  • レイトレ画質が大幅改善
  • パフォーマンスも向上
  • 重たいRT環境で効果大

レイトレ専用の進化版。

④ DLAA

  • アップスケールせず、AIでアンチエイリアス処理だけ行う
  • fpsはほぼ伸びない
  • 画質はかなりキレイ
  • ハイエンドGPU向け

「画質優先マン」用。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、ざっくり解説します。

旧世代のRTX 4000シリーズだと、フレーム生成の倍率はx2まで。RTX 5000シリーズから倍率をx4まで上げられるようになりました。

  • 2026年春頃にx6まで倍率を上げられるようになります
フレーム生成 x2
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

↑従来のフレーム生成x2でも、RTX 5080なら十分すぎるフレームレートが出ることがほとんど。

フレーム生成 x4
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

↑フレーム生成の倍率を上げていくと、フレームレートはドッカンと伸びますが、RTX 5080クラスになると「さすがに盛りすぎでは?」と感じる水準まで跳ね上がることが多いです。

さらに、メリットだけではありません。

フレーム生成は理論上、入力遅延がわずかに増える仕組み。そこは知っておくべきポイントです。

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

もう少し詳しく解説したバージョンがこちら↓

フレーム生成は、見た目上のフレームを増やして動きをなめらかに見せる機能です。かなり便利ですが、素の性能がそのまま上がるわけではありません。

入力遅延はあるものの、内部処理は超高速です。しかもNVIDIA Reflexと併用するのが基本なので、普通に遊ぶぶんなら気にならない人のほうが多いと思います。

RTX 5080でのおすすめの設定は、まずは「フレーム生成なし」で試すこと。

そのうえで、もっとヌルヌル感が欲しいと感じたら、x2、x3と段階的に上げていくのが良いでしょう。x4はフレームレートが異常な水準まで跳ね上がるので、RTX 5080環境で使う場面は少ないと思います。

特にパリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人はx2までが無難。ここを超えると、操作感の変化に敏感な人ほど違和感が出やすくなります。

また、倍率を上げるほど操作感だけでなく、画質面のクセも出やすくなる点には注意が必要です。具体的には、キャラクターの輪郭がボヤけたり、視点を大きく動かしたときにチラつきが出るゲームもあります。

結論として、フレーム生成は万能ではありません。「操作感と画質のバランスを見ながら使う機能」として考えるのがちょうどいいです。

まとめると、RTX 5080はパワーがあるので、すごく扱いやすいGPUです。フレーム生成を使わずGPUパワーだけでゴリ押しできるゲームが多いので、下位モデルのRTX 5070 Tiとは大きな差があります。

【軽量級】Apex Legends

Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

条件をそろえるため、上の動画のように「アルティメット+射撃」が重なる高負荷シーンを使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

実戦では状況によってフレームレートが上下するため、数値は参考程度に見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

グラフを見ると、RyzenはフルHDから4Kまで横並び状態。4Kで最低fpsにわずかな差が出るものの、Core Ultra 7を除けば体感で違いが分からないレベルです。

結論として、実売価格の安いRyzen 7 9700Xがベストコスパ。次点で7800X3Dが良い選択となります。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロ/4K
画質:高
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
ゼンゼロ/4K
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

条件をそろえるため、上の動画のような戦闘パターンを再現し、平均fpsと最低fpsを計測しました。

敵の数によって多少の前後はあるものの、ほぼ最高負荷時のパフォーマンスと見てOKです。

グラフィック設定
  • 【画質】高

ゼンゼロはCPUによる差がけっこう出ます。フルHD〜4KまでX3D系が強いです。

平均fpsだけでなく最低fpsも高いため、瞬間的なカクつきが起こりにくいのが大きなポイントです。

さすがに9850X3D/9800X3Dが一歩リードしますが、7800X3Dも十分健闘しています。

結論として、気持ちよく遊ぶなら7800X3D以上を選んでおけば間違いありません。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

鳴潮は、完全に同じ戦闘シーンを再現するのが難しいため、計測はソアーで固定ルートを高速飛行しているときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

実際の戦闘シーンでのfpsの落ち込みについては、上の動画を参考にしてください。

設定は最高画質で4K/平均120fpsを安定して出すために、2倍フレーム生成を使用しています。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【アップスケール品質】ウルトラクオリティー
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】x2

結果としては、フルHD〜4KまでRyzen勢が強く、このゲームにおいてはX3Dならではの強みは見られませんでした。

4Kでもわずかに差は出るものの、7800X3Dと9850X3D/9800X3Dの差は少ないです。

CPUの価格差に見合った違いはなく、普通に遊ぶ分にはどのCPUを使っても問題ありません。

ちなみに、フレーム生成なしでも4K/100fps前後で遊べます。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

計測は上の動画のように、町中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

このゲームは激しい戦闘中でもダッシュ時とフレームレートはあまり変わらないので、グラフの数値は実戦時のプレイ感に近いものだと考えてOKです。

画質は最高設定。操作タイミングが重要なゲームなので、フレーム生成OFFで計測しています。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】クオリティー
  • 【フレーム生成】なし

グラフを見れば分かるとおり、X3D系と非常に相性の良いゲームです。

特にRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dが別格で、フルHD〜4Kまで7800X3Dを突き放すフレームレートを叩き出します。

ゲームによっては世代の新しさがしっかり反映されるケースもあるようですが、それでも7800X3Dは新世代のRyzen 7 9700Xを大きく上回るフレームレートです。

さらに、X3D系は最低fpsが高く、4K/最高画質でも100fps前後を安定してキープできるのが強み。なめらかさという点で、確かな差があります。

【中量級】ARC Raiders|アークレイダース

アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームは完全に同じ戦闘パターンを再現できないので、上の動画のように練習場内をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中は少しフレームレートがブレるものの、基本的には移動がメインとなるゲームです。この計測方法でも実際のプレイ感を把握するには十分参考になると思います。

画質は最高設定。PvP重視の人向けにフレーム生成OFFでWQHD/120fps以上、探索やPvEをメインに遊ぶ人向けには、フレーム生成x2で4K/165fpsを狙った設定としています。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【レイトレーシング】エピック
  • 【フレーム生成】「なし」と「x2」

結論としては、CPUの違いは大きく出ませんでした。

最低fpsは微妙にX3D系が強いものの、Core Ultra 7もなかなか良いスコアを出しています。

画質を落とせばGPUの負荷が下がって、CPUパワーの差が出てくる可能性はあります。ただ、RTX 5080で低画質設定にする――そんな屈辱くつじょく的な勇気が出ず、今回はそこまでの検証はしていません。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】バトルフィールド6

Battlefield 6/4K
画質:最高
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
Battlefield 6/4K
画質:最高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘シーンを再現できないため、上の動画のように爆撃の中をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

マップや戦闘パターンによってフレームレートは大きく動くので、あくまで目安として参考にしてください。

画質はマルチプレイを想定し、最高+フレーム生成OFFで4K/120fpsを狙った設定にしています。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】なし

グラフを見ると、GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差が見えるものの、WQHD、4Kと解像度が高くなるにつれ差が少なくなります。

つまり、画質をがっつり落とせばX3Dの強みが出るけど、画質重視で遊ぶ場合は、CPUパワーの差をあまり気にしなくていい、といった感じです。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも同じ戦闘パターンを再現できないので、セクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したガチハンター向けのフレーム生成OFFと、美しい映像をまったり楽しみつつ4K/120fpsを狙ったフレーム生成x2、この2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】「なし」と「x2」

結果はフルHDとWQHDでX3D系の強みが出るものの、RTX 5080の得意な4Kだと横並びです。

  • 上の動画だとRyzen 7 9850X3Dの方が高いフレームレートですが、同じ場所、同じ敵、同じ戦闘パターンであれば、ほとんど同じフレームレートになるはず。

理由としては4K/最高画質だとGPUの負荷が高すぎて、CPUに仕事が回らないってところでしょうか。(GPU側にボトルネックが発生している)

WQHDまででガッツリ遊ぶハンターならX3Dが良く、まったりプレイ派ならどのCPUを使っても問題ありません。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、バイクに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘時のフレームレートは、上の動画を参考にしてください。

画質はパストレーシングを使った最高設定。2倍フレーム生成を使って4K/120fpsを狙った設定です。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】x2

こちらも結果は横並びです。

レイトレーシングの中でも最高に重たいパストレーシングを使うと、GPU側の処理がかなり重くなり、CPUの性能差が表に出にくくなります。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、フィールド内をダッシュした際の平均fpsと最低fpsを計測しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

フレーム生成必須の重量級ゲームです。画質は最高設定で、フレーム生成は安定感重視のx2と、4K/120fpsを狙ったx3の2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散+反射
  • 【アップスケール品質】クオリティー
  • 【フレーム生成】「x2」と「x3」

こちらもほぼ横並びの結果です。

  • 上の動画だとRyzen 7 9850X3Dの方が高いフレームレートですが、同じ場所、同じ敵、同じ戦闘パターンであれば、ほとんど同じフレームレートになるはず。

どのCPUを使っても快適に遊べます。

ちなみに、フレーム生成 x3ではWQHDと4Kに差はほぼ出ませんでした。CPUかGPUのどちらかにボトルネックが発生しているのが原因と考えられます。

【重量級】ボーダーランズ4

ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080
ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現できないため、ビークルに乗って固定ルートを走行したシーンの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中のフレームレートの落ち具合は、上の動画を参考にしてください。

こちらもフレーム生成必須の重量級ゲームで、画質は最高設定、フレーム生成は安定感重視のx2と、4K/120fpsを狙ったx3で計測してます。

グラフィック設定
  • 【画質】バッドアス
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【フレーム生成】「x2」と「x3」

こちらも結果は横並びでした。

グラフィックにこだわった重たいゲームでは、最高画質にするとGPU側の負荷が最大になり、CPUの差が出にくくなります。

どのゲームでCPU性能の差が出るかは、実際に遊んでみないと分からないのが悩ましいところです。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは変わります。

今回もっとも高い性能を示したのは、さすがにRyzen 7 9850X3Dでした。

そのほかのCPUとのパフォーマンス差は、こちらをご覧ください。 ↓

良い X イマイチ

CPU平均fps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9850X3D基準値基準値
Ryzen 7 9800X3D-0.7%-2.9%
Ryzen 7 7800X3D-3.4%
(vs 9850X3D)
-2.7%
(vs 9800X3D)
-6.1%
(vs 9850X3D)
-3.2%
(vs 9800X3D)
Ryzen 7 9700X-8.4%-12.2%
Core Ultra 7 265KF-13.0%-13.5%

正直なところ、平均fpsだけで選ぶなら、RTX 5080のパワーがあればどのCPUでも普通に遊べます。

本当に見るべきポイントは最低fps。一瞬ガクッと落ちる“谷”がどれだけ少ないか――ここが体感のなめらかさを左右します。

その点ではやはりX3D系が強い。フレームの下振れが出にくく、安定感を保ちやすい傾向があります。

では実際にどれくらい差があるのかというと、Ryzen 7 7800X3Dと9850X3Dの差は約6.1%、9800X3Dとは約3.2%ほど。

王者の座こそ譲りましたが、7800X3Dの実力は今でも十分。正直、プレイ中に体感で違いが分かるかは微妙なラインです。

しかも、世代が新しい9700Xよりゲーム性能では明確に上。価格を抑えつつゲーム性能を重視するなら、7800X3Dは今なお有力な選択肢と言っていいでしょう。

ただし、どんなタイトルでもX3Dが常に優位というわけではありません。

グラフィック重視のAAA級タイトルを最高設定で動かすと、負荷の中心はほぼGPU側。この状況ではCPUによる差はほとんど見えなくなります。

一方、「ゼンレスゾーンゼロ」や「ステラーブレイド」のような中量級タイトルでは、4K環境でもX3Dの強みがしっかり現れました。

こうしたタイトルでは、目標fpsに近い状態を維持しやすいのが大きなポイント。注目すべきは平均fpsよりも、“どれだけフレームが崩れないか”です。

対戦系や周回プレイ中心のゲームをよく遊ぶ人にとって、この安定性はそのまま操作感の差になります。

だからこそ、RTX 5080クラスのGPUと組み合わせてもX3Dは十分意味がある。長く遊ぶゲームほど、その安定感のありがたみがじわじわ効いてきます。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは、上記のようなヘビークリエイター向けベンチマークではなく、ゲームをメインに、動画・写真編集をサブで行うユーザーを想定。

CPUの違いで、実際の作業時間がどれくらい変わるのかを基準に比較しました。

動画エンコード(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5080を使ったエンコードはCPU 15〜20%、GPU 50%くらいの配分で動作。

パワーに余裕があるからなのか、Premiere ProではCPUもGPUもフル稼働しない状態でした。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります

4Kエンコード

YouTube 2160p 4KUHD

↑どのCPUを使っても10分の実時間より速く処理できます。

秒単位でCPUの差は出るものの、体感できるほどではなく、誤差レベルと言っていい結果でした。

フルHDエンコード

YouTube 1080p FHD

↑今でも主流のフルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

微妙に世代の古いRyzen 7 7800X3Dが遅いけど、体感差はありません。

写真編集(Lightroom Classic:AIノイズ除去+RAW現像)

写真編集では、1日分の撮影から厳選した10枚を仕上げるケースを想定しています。

まずは編集の手始めとして、お気に入りの10枚にAIノイズ除去を一括で適用し、処理が完了するまでの時間を計測しました。

なお、RAWデータは約2400万画素(6000 x 4000)です。

AIノイズ除去

適用量:50

AIノイズ除去はCPU 5%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。

ほとんどGPUが処理するので、CPU違いによる差は非常に少ないです。

グラフだけで判断するとRyzen 7 7800X3Dは遅く見えますが、最速の9850X3Dと比べても2秒ほどしか差はありません。

どのCPUを選んでもサクサク処理できます。

次に、ノイズ除去後の写真をJPEGとして書き出した場合の処理時間を確認します。

個人の趣味レベルの作業では1枚ずつ書き出すことが多いものの、1枚だとあっという間に終わってしまい、差が分かりません。

そこで本検証では、あくまで比較用として、10枚をまとめてJPEG書き出しし、CPUごとの処理時間の違いを見ています。

RAW現像 10枚

約2400万画素

書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整なし

RAW現像はCPU 65~80%、GPU 10%くらいの配分で動作。この処理は完全にCPUヘビーです。

最速はCore Ultra 7でした。Ryzen 7 7800X3Dは1.5秒ほど遅かったです。

とはいえ、1枚単位の処理時間は約0.5~0.7秒程度となり、どのCPUを使っても瞬間で現像できる性能です。

クリエイティブ性能のまとめ

今回の比較で一番キビキビ動いていると感じたのはCore Ultra 7。次いで9850X3D、9800X3Dという順番でした。ただ、正直なところ差はかなり小さいです。

Ryzen 7 7800X3Dはよく「ゲーム特化CPU」みたいに語られることもありますが、クリエイティブ作業も普通にこなせます。

今回の前提は「ゲーム中心+ときどき動画編集」という現実的な使い方。私自身の運用に近い条件ですが、この程度ならどのCPUでも快適です。動作にストレスを感じる場面はありません。

逆に、日常的に本格的な制作を行うヘビークリエイターなら、最初からCore Ultra 9かRyzen 9を選んだほうが、結果的に作業時間の短縮につながります。

ライブ配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

4K/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

まず、今どきの配信はGPUのエンコード機能(NVENC)が使えるので、CPUの依存度は非常に低いです。

配信もしたいからCPUも高性能じゃないとダメってことはありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは少し落ちます。高fpsが重要なゲームであれば、RTX 5080でも画質を少し調整する必要はあるでしょう。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させる方法もあります。

2PC構成ならゲーム側のフレームレート低下はゼロ。配信も安定するので、無理に1PC配信にこだわる必要はありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5080を使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
Ryzen 7 7800X3D350-400W225-240W65-70W
Ryzen 7 9800X3D385-420W240-255W65-70W
Ryzen 7 9850X3D395-430W245-275W70-75W
Ryzen 7 9700X390-430W250-270W75-80W
Core Ultra 7 265KF405-440W240-260W65-70W

旧世代のRyzen 7 7800X3Dがもっとも低い消費電力でした。

9850X3Dと9800X3Dは性能向上と引き換えに、消費電力はやや増加します。また、通常モデルのRyzen 7 9700XはX3D系よりも消費電力が高い結果となりました。

X3D系は大容量キャッシュの効果でメモリアクセス効率が向上しやすく、それが電力効率の良さにつながっていると考えられます。

低消費電力でありながら高いゲーム性能を発揮する――7800X3Dは、今でも十分“おいしい”CPUと言えるでしょう。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

▼参考までに、一般的な家電との比較はこちら。

電気ストーブ300~600W
炊飯器300~500W
食洗機450~700W
オーブントースター450W

中出力クラスの暖房系家電よりも少し低い消費電力です。

▼電気代の目安(Ryzen 7 7800X3D ゲーム時の最大400W=0.40kWh)

1時間8円
3時間24円
5時間40円
8時間64円
1ヶ月
1日8時間x30日
1,920円
(筆者の契約)第一段階・1kWh=約20円で計算

思ったより安いと感じるか、高いと感じるかは使い方次第ですが、「毎日8時間フル稼働」でも月2,000円以下、という計算になります。

これがRyzen 7 9850X3Dや9800X3Dとなると、性能向上ぶん消費電力はやや上がります。長時間使う人ほど、この差はじわじわ効いてきます。

とはいえ、RTX 5080を使ったハイエンド構成でも、それほど高くない … といった印象です。

しかも常に400Wで動き続けるわけではないため、実際の電気代はもう少し低くなるはず。

細かく比べるとキリがありませんが、総合的に見れば性能に見合った消費電力と感じました。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Ryzen 7 7800X3D75.9℃69.9℃63.1℃
Ryzen 7 9800X3D95.4℃76.4℃52.4℃
Ryzen 7 9850X3D95.0℃77.1℃67.1℃
Ryzen 7 9700X75.5℃67.4℃69.1℃
Core Ultra 7 265KF85℃77℃61℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

まずは「瞬間最大温度」から見ていきます。

各CPUの上限温度は、7800X3Dが89℃、Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/9700Xが95℃、Core Ultra 7 265KFが100℃です。

ここで示しているのは、CPUごとに設計上定められている最大許容温度のこと。温度がこの値に近づくと自動的に出力を抑える機能が働くため、数値を見て過度に心配する必要はありません。

Ryzen 7 9850X3Dと9800X3Dは、CPUベンチマークのみ瞬間的に上限温度の95℃まで上がります。ただ、CPUベンチマークは日常的に行うものではないため、この数値は参考程度に見るだけでOKです。

日常運用で負荷の高いゲームとエンコードでは、どのCPUも上限温度を大きく下回る範囲でした。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Ryzen 7 7800X3D63.0℃60.7℃48.3℃
Ryzen 7 9800X3D71.7℃62.1℃47.5℃
Ryzen 7 9850X3D75.2℃67.2℃52.4℃
Ryzen 7 9700X67.9℃60.7℃56.0℃
Core Ultra 7 265KF57℃58℃47℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

次に、「平均温度」をチェックします。ここで上限値に近い状態だと注意が必要。

Ryzen 7 7800X3Dは、ほかのCPUと比べると最大温度の上限がやや低め(89℃)というのが弱点です。

ただし、通常使用であれば、設定されている上限温度の範囲内でしっかり制御されます。

CPUの設定をいじり倒すマニアな人でなければ、実用上まったく心配する必要はありません。

Ryzen 7 7800X3DのCPUクーラーは、ミドルタワー以上のケースであればサイドフロー空冷で十分です。

一方、ミニタワーやMini-ITXケースのように内部スペースが限られる環境では、水冷クーラーをおすすめします。

ポイントはケース内の容量です。内部が狭いと、グラボが排出した熱をCPUクーラーが吸い込みやすくなり、冷却効率が下がります。

▼CPUクーラー選びの基本的なポイントは、以下の関連記事も参考にしてください↓

Ryzen 7 9850X3D/9800X3Dとの差額に価値はある?

Ryzen 7 7800X3Dは旧世代ということもあり、いまの魅力はやはり価格です。

RTX 5080搭載のBTOパソコンでは、9800X3Dモデルとの差が4万円以上、9850X3Dモデルでは10万円以上開くことも珍しくありません。(価格差は時期やショップによって変動します)

この差額があれば、

  • メモリを64GBにアップグレード
  • SSDを2TB以上に強化
  • ワンランク上のゲーミングモニターへ変更

といった構成も十分狙えます。

実測ではたしかに9850X3Dや9800X3Dが上回ります。ただ、RTX 5080のパワーがあれば体感差が出にくい場面も多いのが現実です。

ゲーム体験全体を底上げするという視点で考えるなら、CPU一点豪華主義よりも、バランスよく予算を振り分けるほうが満足度は高くなるでしょう。

【まとめ】Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080の構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5080まとめ

  • 現実的なハイエンドGPU
  • 4K/最高画質で120fps以上を狙える
  • フルHD/WQHDでは性能を持て余しやすい

Ryzen 7 7800X3Dまとめ

  • まだまだ使える高性能CPU
  • 消費電力が低い
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • 普通にクリエイティブ作業もできる
  • CPU交換で簡単にアップグレードできる
  • 実測では9850X3D/9800X3Dに負ける
  • 価格差次第では9800X3Dが良い

RTX 5080については価格こそ高めだけど、実質的なハイエンドとして完成度の高いGPUです。

しばらく次世代モデルは出そうにないので、安心して長く使えるのも魅力でしょう。

フルHDは完全にオーバースペック、WQHDでもやや過剰。なるべくウルトラワイドや4K環境で使いたいGPUです。

Ryzen 7 7800X3Dについては、個人的には完成度という意味でNo.1 CPUだと思っています。

価格良し、性能十分、消費電力も優秀、と好条件がそろっていて、世代は古いものの、コスパ重視なら全然アリ。

次世代CPUにもスムーズに乗り換えられる点を考えると、特に自作ユーザーにおすすめです。

一方で、BTOパソコンでRTX 5080モデルを選ぶなら話は少し変わります。価格差が2万円以内に収まるなら、素直に9800X3Dモデルを選んだほうが満足度は高いでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

Palit
¥285,984 (2026/02/27 21:22時点 | Amazon調べ)

↑シンプルで派手すぎないグラボです。

Ryzen 7 7800X3D+RTX 5080のBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

かんたんお宝PC検索

検索してサクっとお宝PCを見つけよう!

ドスパラ ガレリア XDR7A-R58 7800X3D

CPURyzen 7 7800X3D
GPURTX 5080
CPUクーラー
解説
水冷
240mm RGB
メモリ
解説
32GB
DDR5
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
マザーボード
解説
B850チップセット
ATX
高さ x 幅 x 奥行
解説
498 x 220 x 488
ミドルタワー
電源
解説
1000W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:オプション
サポート
価格544,980円
クーポン適用後
ポイント
  • 高品質ケース
  • 納期が早い
  • 大容量メモリ
  • 安心ブランド
  • 拡張性が高い
  • 黒と白から選べる

ドスパラのRyzen 7 7800X3D+RTX 5080な最新モデルです。

高品質でスタイリッシュ、さらに使い勝手にもこだわった最新ケースが特徴の一台。

新世代マザーボードに加え、ゲームパフォーマンスの高いCPU、32GBメモリ、14cm大型静音ファン、長時間のゲームプレイに強い水冷CPUクーラーを標準装備し、NVMe SSD増設用のM.2スロットx1など、基本パーツ構成もしっかり優秀です。

CPU性能は上位のRyzen 7 9800X3Dと比べても大差なく、省電力という点では7800X3Dの方が有利。

最高級ブランドのゲーミングPCを、コスパ良く手に入れたい人にピッタリです。

36回払いまで分割手数料0円キャンペーン中!

5,000円引きクーポンコード/

GALLERIA5K25
  • 3月31日(火) 23:59まで有効
  • クーポンの使い方はこちら

\かっこいいガンメタル/

\おしゃれなホワイト

翌日出荷!すぐに遊べる!

その他のRTX 5080搭載PCはこちら↓

ryzen7 rtx5080

PCパーツ・自作PCの基礎知識

おすすめゲーミングPC検索

更新:2026年3月9日

のお宝PCがあります

スマホはスクロールできます→

価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
159980円RTX 5050Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
164800円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB1TBフロンティア11111
164980円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ11111111
169800円Ryzen Z2 Ex24GB1TBASUS11111111
179800円RTX 5060 Ti 8GBRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
184980円RTX 5060Ryzen 5 7500F16GB500GBドスパラ11111111
187800円RTX 5060Ryzen 7 5700X32GB1TBOZgaming11111
189800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア11111111
189980円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ11111111
194800円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111
194980円RTX 5060Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111
199800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
204800円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB500GBPC工房1111111
209800円RTX 5060Ryzen 5 7500F16GB500GBPC工房111111
224980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
224980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ1111111111
229900円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111111
234980円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
239980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ1111111111
244800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
249800円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBPC工房11111111
249980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
249980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
249980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
254800円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBPC工房1111111
254980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
254980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770032GB1TBツクモ1111111111
269800円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
269980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111111
279980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111
284800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBフロンティア111111111
289800円RTX 5070Ryzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
289980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
294980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
299800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBフロンティア111111111
299990円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBツクモ11111111111
309800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
309800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBOZgaming111111111
329980円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBツクモ1111111111
334800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
339900円RX 9070 XTRyzen 7 9700X32GB1TBマウス11111111111
339980円RX 9070 XTRyzen 7 9700X32GB1TBツクモ11111111111
346800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
349880円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
349980円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ1111111111
355800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBOZgaming11111111
359800円RTX 5070 TiCore Ultra 7 265KF32GB2TBフロンティア11111111
369800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBマウス11111111111
369800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
369980円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111111
389800円RTX 5070 TiRyzen 7 770032GB1TBPC工房1111111
394980円RTX 5070 TiCore Ultra 7 265KF32GB2TBツクモ111111111
399715円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB2TB日本HP111111111
399980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ11111111111
404980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
409800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
419800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
419980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111111
439800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
449980円RTX 5080Ryzen 7 9850X3D32GB2TBフロンティア11111111
459980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
464980円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
474980円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
483414円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TB日本HP1111111111
499800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア111111111
504700円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBPC工房1111111
504980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ111111111
585714円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D64GB2TB日本HP111111111

条件を変えてください

CPUとGPUの組み合わせをチェック!
よかったらシェアしてね!
目次