RX 9070XTとRTX 5070Tiはどっちがいい?実機ベンチマーク比較レビュー

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Radeon RX 9070 XTとGeForce RTX 5070 Tiの比較をしてみました。

それぞれの発売開始日はRTX 5070 Tiが2025年2月20日、RX 9070 XTは2025年3月7日です。

ともに発売日より使ってきましたが、2026年1月時点での評価は以下になります。

  • RTX 5070 Ti→フレーム生成の依存度が高い→カジュアルゲーマー向け
  • RX 9070 XT→GPUパワーの依存度が高い→ガチゲーマー向け

使い始めた頃はRTX 5070 Tiの方が良いと思ったのですが、RX 9070 XTでも今のゲームを楽しむ分には何も困らないです。

最後は「価格」「在庫状況」、そして「RadeonとGeForce、どっちを使ってみたいか」で決めていいと感じました。

どのへんが違うのか … 気になる人は読み進めてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

目次

RX 9070 XT vs RTX 5070 Ti スペック比較

RX 9070 XTRTX 5070 Ti
シェーダー数4,0968,960
基本クロック2,400MHz2,300MHz
最大クロック2,970MHz2,450MHz
AIコア数128280
レイトレコア数6470
メモリ容量16GB
GDDR6
16GB
GDDR7
メモリバス幅256bit256bit
メモリ帯域幅644GB/s896GB/s
TMU
Texture Mapping Unit
256280
ROP
レンダリングユニット
12896
消費電力304W300W

パッと見だとRX 9070 XTはシェーダー数が少ないのでRTX 5070 Tiよりかなり低い性能に見えますが、そもそもRadeonとGeForceは設計思想が違うので、スペック表からでは「どっちが高性能」と判断できません。

ここではざっくりスペックの違いをふ~んと眺める程度でOKです。

アップスケール・フレーム生成機能の比較

RX 9070 XTRTX 5070 Ti
アップスケーラーFSRDLSS
(FSR)
フレーム生成FSRDLSS
(FSR)
フレーム生成倍率x2x2
x3
x4
ドライバレベル
フレーム生成
AFMFSmooth
Mortion
GeForceはFSRも使える
GeForceは2026年春までにx6まで設定できるようになる

決定的な違いはフレーム生成の最大倍率が2倍か、4倍かだけで、それ以外の機能は名前が違うだけでほぼ同じと考えてOKです。

アップスケーラーの画質は「DLSSの方が良い」と言われがちですが、正直なところ実際にプレイしていて差を感じるレベルではないと思います。静止画を拡大して比較すれば違いが分かる…という程度。

また、RX 9070 XTやRTX 5070 Tiクラスになると、フレーム生成の倍率は2倍までで十分なパフォーマンスで遊べるゲームが多いので、今のところハイスペックGPUには4倍フレーム生成が「必須機能」とまでは言えないかなって印象。

とはいえ、機能があるかないかで性能に差が出るのは確か。総合的に見てRTX 5070 Tiの方が高性能です。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、もう少し解説します。

上でも解説しましたが、Radeon RX 9070 XTだとフレーム生成の倍率はx2まで。RTX 5000シリーズから倍率をx4まで上げられるようになりました。

  • 2026年春頃にRTX 5000シリーズはx6まで倍率を上げられるようになります
フレーム生成x2
モンハンワイルズ/4K/ウルトラ画質
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti
フレーム生成x4
モンハンワイルズ/4K/ウルトラ画質
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

GeForceはフレーム生成の依存度が非常に高いGPUです。

4倍フレーム生成を使うとフレームレートをドッカンと上げられるので、パッと見は最強のように思えます。

ただ、デメリットもあるので注意!

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

実際のところ、4倍フレーム生成を使うと、ちょっと違和感を感じるゲームもあります。

もう少し詳しく解説したバージョンがこちら↓

内部的には超高速で処理されているので、プレイ中に違和感を感じるかは人によります。

おすすめの設定は、まずは倍率x2でお試し。x2で十分ならそのまま。

特にパリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人はx2までが良いと思います。

さらにヌルヌル感が欲しければx3、x4と上げていくのが良いでしょう。

まとめると、フレーム生成は万能ではなく、「使い所を選ぶ機能」です。

操作レスポンス重視な人だったら、Radeon RX 9070 XTで問題ありません。

検証用PCのスペック

ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850M-WIFI
レビュー
CPURyzen 7 9800X3D
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
メモリ32GB
DDR5-4800
ストレージ2TB
電源850W
RX 9070 XTPowerColor
RX9070XT 16G OC
RTX 5070 TiASUS TUF GAMING
5070Ti OC

組み合わせるCPUは執筆時点で最強のゲーミング性能を誇る「Ryzen 7 9800X3D」にしました。

CPUクーラーはセール時に2,500円くらいでゲットした安物です。(すでに販売終了)

他のCPUのベンチマークは以下を参考にしてください。

CPUとGPUの組み合わせで記事を検索

3DMarkベンチマークで性能差をチェック

まずは定番の3DMarkを使った3つのベンチマークで性能をチェックします。

  • Fire Strike(DirectX 11)
  • Time Spy(DirectX 12)
  • Port Royal(レイトレーシング)

Fire Strike(DX11 描画性能)

DirectX 11を使ったラスタライズ性能(描画性能)の比較です。

今でもDirectX 11を使ったゲームは多く、VALORANTといった軽いFPSゲームのほか、ゼンレスゾーンゼロみたいなスマホゲームのPC版タイトルで見かけます。

ほぼ同じくらいのパフォーマンスです。

Time Spy(DX12 描画性能)

DirectX 12を使ったラスタライズ性能の比較です。

モンハンワイルズなど、最近のグラフィックにこだわったゲームに当てはまります。

Radeon RX 9070 XTが強いのですが、前述したFSR/DLSSといったアップスケールや、フレーム生成といった最新技術の性能は含まれません。

最新技術を使いまくったゲームだと結果は逆転するので注意してください。(現在のゲームはアップスケールやフレーム生成が「あたり前」になっている)

もちろん、アップスケールやフレーム生成を使わない場合、RadeonはGeForceを超えるポテンシャルを持っています。

Port Royal(レイトレーシング性能)

レイトレーシング性能の比較で、RadeonはRX 9000シリーズになってかなりパワーアップしたようです。

GeForceが強いけど、Radeonもけっこうイケてる。

ただ、ゲームによってRadeonはレイトレーシングに対応していないこともあります。(2025年7月時点)

最新のグラフィックにこだわったゲームを中心に楽しみたい人だったら、まだまだGeForceの方が強い印象だけど、時間が解決するでしょう。

ゲーム性能の比較

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮
  • 【中量級】メカブレイク
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】ELDEN RING
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】モンハンワイルズ
  • 【重量級】アサクリシャドウズ
  • 【重量級】ボーダーランズ4

画質は最高設定、アップスケール・フレーム生成・レイトレーシングといった新技術を使いまくった計測値です。

アップスケーラーとフレーム生成はRadeonがFSR、GeForceはDLSSを使用しています。

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやCPUの違いなどでフレームレートは変わります。

【軽量級】Apex Legends

RX 9070 XT
RTX 5070 Ti
設定
  • 【画質】ほぼ「高」設定
 設定の詳細はこちら

射撃場で固定ルートをダッシュした時の平均フレームレート

このゲームは同じ戦闘パターンを再現できないので、射撃場内をダッシュした時のフレームレートを計測しました。

フルHD/WQHDは上限の300fpsに届きます。

4KでGPUパワーの差が出ますが、このゲームはフルHDかWQHDで遊ぶ人の方が多いと思うので、RX 9070 XTで十分だと思います。

参考までに、「スモーク+ウルト+射撃」のフレームレートはGeForceの方が10fpsほど高いフレームレートでした。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

RX 9070 XT
RTX 5070 Ti
設定
  • 【画質】最高品質
  • 【フレームレートしきい値】常に適用
  • RX 9070 XT
    • アップスケール 77%
  • RTX 5070 Ti
    • アップスケール

専用ベンチマークアプリで計測した平均フレームレートをグラフにしました。

このゲームはRadeonとGeForceで画質の設定項目が微妙に違うので、完全に同一画質での比較ではありません。たぶん、Radeonの方が少し低い画質になっていると思います。

とはいえ目視で画質の違いはまったく感じないので、設定次第ではGeForceといい勝負ができる性能です。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

RX 9070 XT
RTX 5070 Ti
設定
  • 【画質】高
  • グラフは同じ戦闘パターンを再現するため、適合トレーニングでアンビーの通常攻撃のみ20秒間の平均fps。激しい戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

フルHDとWQHDは300fpsの上限に届いて違いは分からず。4Kでパワーの差が出ます。

動きの激しいシーンではRTX 5070 Tiの方が瞬間的に高いフレームレートが出るけど、実際のプレイ感はどっちも変わらないです。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

RX 9070 XT
【画質】グラフィック優先+レイトレOFF(非対応)
RTX 5070 Ti
【画質】ウルトラ+レイトレ高+4倍フレーム生成
設定
  • 【アップスケール品質】バランス
  • RX 9070 XT
    • 【画質】グラフィック優先
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti
    • 【画質】グラフィック優先
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • 【画質】ウルトラ
    • レイトレーシング高
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためソアーで固定ルートを高速飛行中の平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

2025年10月10日時点では、Radeon RX 9000シリーズはまだレイトレーシングに非対応で、画質は「グラフィック優先」まで。

一方、RTX 5070 Tiはレイトレーシング対応で、Radeonより高画質な「ウルトラ」まで選べます。

「グラフィック優先」と「ウルトラ」の違いはほとんど分からず、レイトレーシングもシーンによっては効果が見えるものの、このゲームではそこまで大きな違いは感じません。

RTX 5070 Tiは「ウルトラ+レイトレON」の高負荷設定でも、4倍フレーム生成を使えばRX 9070 XTの最高設定に匹敵するスピードが出るけど、操作レスポンスを重視するなら2倍フレーム生成で遊ぶのがおすすめです。

ちなみに、RX 9070 XTはGPUがボトルネックになり、フルHDとWQHDでフレームレートが変わりません。総合的に、このゲームはGeForceに最適化されています。

2025/11/20のアップデートでRX 9000シリーズも画質「ウルトラ」を選べるようになりました。レイトレーシングは非対応です。

【中量級】メカブレイク

RX 9070 XT
フレーム生成 OFF
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】超高
  • 【アップスケール品質】自動
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 OFF
  • RTX 5070 Ti
    • フレーム生成 OFF
  • RTX 5070 Ti
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するため仮想訓練ステージでブースト移動+射撃を20秒続けた平均fps。実戦ではfpsが落ちるので動画を参照。

このゲームはRX 9070 XT/RTX 5070 Tiにとっては軽め。フレーム生成を使わなくてもサクサク遊べます。

単純な描画性能だけの比較だと、RX 9070 XTとRTX 5070 Tiは互角って感じ。

一応、GeForceの4倍フレーム生成も使ってみましたが、このゲームでは必要ないのでは? … と感じました。

【中量級】ステラーブレイド

RX 9070 XT
2倍フレーム生成
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】クオリティ
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ①
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためザイオンの固定ルートを走った平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

2倍フレーム生成での勝負なら、微妙にRX 9070 XTが強い感じ。

RTX 5070 Tiは4倍フレーム生成を使うと4K/240fps以上が出るけど、そこまで必要な人は少ないでしょう。

RX 9070 XTの性能で十分だと思います。

【中量級】エルデンリング

RX 9070 XT
RTX 5070 Ti
設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON
  • グラフは同じ行動パターンを再現するため霊馬に乗って固定ルートを走った平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

フレームレートの上限が60fpsで、DLSS/FSRアップスケールや、フレーム生成といった最新技術に未対応なゲームです。

4KでRadeonはGeForceにボロ負け。たぶん、レイトレーシング性能の差が出ていると思われます。

スピンオフ作品のナイトレイン(NIGHTREIGN)もPCの要求スペックはほぼ同じなので、似たような結果になるでしょう。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

RX 9070 XT
RTX 5070 Ti
設定
  • 【画質】極限
  • 【アップスケール品質】バランス
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti
    • フレーム生成 x2
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためゲーム内のベンチマークモードで計測した平均fps。実戦ではfpsが落ちるので動画を参照。

Radeonと相性が良いゲームです。GeForceがボロ負け。

とはいえ、RTX 5070 Tiでも普通に遊ぶ分には十分なフレームレートが出ています。

どのゲームがRadeonと相性が良いかは、やってみないと分からないのが悩みどころです。

  • なぜか当方のテスト環境ではRX 9070 XT/フルHDのフレームレートがWQHDよりも低いという結果でした。参考程度にしてください。

【重量級】サイバーパンク 2077

RX 9070 XT
2倍フレーム生成
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】レイトレーシングオーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ①
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためゲーム内のベンチマークモードで計測した平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

最新ゲームではありませんが、画質をモリモリにするとかなり重たいゲームです。

RTX 5070 Tiは4倍フレーム生成を使えば超快適。

RX 9070 XTはWQHDまでなら問題なし。4Kだともう少しフレームレートが欲しいところ。4Kで遊ぶなら画質を少し落とした方が良いでしょう。

【重量級】モンスターハンター ワイルズ

RX 9070 XT
2倍フレーム生成
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ①
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためセクレトに乗って固定ルートを走った平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

Radeonと相性の良いゲームで、2倍フレーム生成の勝負だとRX 9070 XTの方が強いです。

RTX 5070 Tiは4倍フレーム生成を使えばぶっちぎりのフレームレートになるけど、理論上は操作レスポンスが悪くなるデメリットがあります。

このゲームに関しては、RX 9070 XTの方が良いと思いました。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

RX 9070 XT
2倍フレーム生成
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ①
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためゲーム内のベンチマークモードで計測した平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

こちらもRadeonに最適化されたゲームのようで、2倍フレーム生成ならRX 9070 XTが強いです。

RTX 5070 Tiは4倍フレーム生成を使えば問題ありませんが、操作レスポンスは悪くなります。

RX 9070 XTの勝ちでしょう。

【重量級】ボーダーランズ4

RX 9070 XT
2倍フレーム生成
RTX 5070 Ti
4倍フレーム生成
設定
  • 【画質】バッドアス
  • 【アップスケール品質】バランス
  • RX 9070 XT
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ①
    • フレーム生成 x2
  • RTX 5070 Ti ②
    • フレーム生成 x4
  • グラフは同じ行動パターンを再現するためビークルに乗って固定ルートを高速移動中の平均fps。戦闘時はfpsが落ちるので動画を参照。

こちらもRadeonに最適化されたゲームで、2倍フレーム生成の勝負ならRX 9070 XTが強いです。

RTX 5070 Tiは4倍フレーム生成を使えば問題ないけど、PvEなアクションゲームなら2倍フレーム生成をおすすめします。

ゲーム性能まとめ

GeForce RTX 5070 Tiの4倍フレーム生成「有り」と「無し」で比較します。

4倍フレーム生成あり

平均フレームレートの補足(タップして読む)

平均フレームレートは60fps上限の無いゲームのみで算出しています。

以下のゲームを除く

  • エルデンリング

4倍フレーム生成をどう評価するかは人によると思いますが、機能が有るのと無いのでは大違いなので、現実的な性能差として見てください。

4倍フレーム生成に対応したゲームはしっかり増え続けているので、RX 9070 XTとRTX 5070 Tiの差はもっと開くでしょう。

感覚的には、GeForceの新機能に最適化されたゲームが多い印象で、モンハンワイルズのようなRadeonと相性の良いタイトルですら、4倍フレーム生成が使えるGeForceが有利に見えます。

とはいえ、フレーム生成のデメリットの項目で解説したとおり、理論上はフレーム生成の倍率を上げると操作レスポンスが悪くなることは注意してください。

ゲームをまったりカジュアルに楽しむ人なら、RTX 5070 Tiの方が数年先まで現役で使えると思います。

2倍フレーム生成

平均フレームレートの補足(タップして読む)

平均フレームレートは60fps上限の無いゲームのみで算出しています。

以下のゲームを除く

  • エルデンリング

フレーム生成を2倍までで比較するとRX 9070 XTの方が少し良い性能で、3DMark Time Spyのスコアと似たようなグラフになりました。

操作レスポンス重視なガチゲーマーならRX 9070 XTで十分でしょう。

ぶっちゃけ、ここまでスコアが近いと「Radeon派かGeForce派か」みたいな好みの問題になると思います。

ただ、Radeonはレイトレーシングがめっちゃ弱いタイトルがあるのが、ちょっと気になるところ。

どっちも平均フレームレートは4K/120fpsを超えるけど、RX 9070 XTはゲームによっては4Kで画質を落とす必要あり。WQHDやウルトラワイドなら楽勝。

一方でRTX 5070 Tiは4倍フレーム生成が使えれば4Kまで十分な性能って感じです。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

エンコードはCPU 50~85%、GPU 70~85%くらいの配分で動作してました。

わりとがっつりパワーを使う処理です。

  • CPUとGPU組み合わせパターンによって稼働配分が変わります
4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT
3分54秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti
3分52秒

↑4Kは、ほぼ互角。

どっちを使っても10分の実時間より速く処理できます。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT
1分17秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti
1分05秒

↑今でも主流のフルHDエンコードはGeForceが爆速。

体感でもハッキリ違いが分かります。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Ryzen 7 9800X3D+RX 9070XT
70秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070Ti
42.82秒

AIノイズ除去はCPU 25~30%、GPU 95-100%くらいのパワー配分で動作。

GPUメインの処理のため、性能差がハッキリ出ます。Radeonはめっちゃ遅い。

1枚単位の処理だったら体感差は少ないけど、ちょっと残念な結果です。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT
15.72秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti
14.86秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 100%、GPU 20~25%くらいの配分で動作。

CPUメインで処理するため、ほとんど同じ結果でした。

クリエイティブ性能のまとめ

あくまで私が想定した使い方での評価です。

すべてのクリエイティブアプリでRX 9070 XTがRTX 5070 Tiに負けるとは思えませんが、基本的にRadeonはGeForceよりもクリエイティブ処理やAI処理が弱い印象です。

とはいえ、ゲーム中心で使いつつ、ライブ配信や録画したゲーム映像を編集してフルHDでYouTubeにアップロードする … といった使い方だと、まったく問題ありません。

また、AI処理の弱さもChatGPTみたいなクラウドのサービスで十分!と思っている人にとっては関係ないデメリットです。

消費電力チェック

Ryzen 7 9800X3D+RX 9070 XT/RTX 5070 Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
モンハンワイルズ
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
RX 9070 XT420-450W340-360W85-90W
RTX 5070 Ti310-335W285-300W70-75W
  • ゲームはモンハンワイルズ・トレーニングエリア内をぐるぐる走っている時の消費電力
計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

RX 9070 XTの消費電力は異常に高いです。

調べたところ、フレームレートに制限を掛けるとRadeonの方が低い消費電力になるらしいので、ちょっと深堀りしてみました。

フレームレートの制限方法

ゲームによってはゲーム内の設定でフレームレートの上限を変更できますが、細かく指定できないことが多いです。

手っ取り早いのはフリーソフトのRivaTuner Statistics Server(RTSS)を使えばどんなゲームにもフレームレートの制限を掛けられます。

上限120fpsにした時のスナップショット

次は、モンハンワイルズとゼンレスゾーンゼロの消費電力をチェックします。

いずれもワットチェッカーの数値を目視で確認ながら四捨五入した大雑把な数字ですが、だいたい合っているはずです。

モンハンワイルズ / WQHD

モンスターハンターワイルズ(WQHD解像度)のトレーニングエリア内をぐるぐる走った時のシステム全体の消費電力です。

WQHDfps無制限120fps制限
RX 9070 XT445-450W225-230W
RTX 5070 Ti315-330W265-275W

↑フレームレート無制限だとRX 9070 XTは異常な消費電力です。

上限を120fpsに制限するとRX 9070 XTはRTX 5070 Tiよりも低い消費電力になって、かなりいい感じ。

RTX 5070 Tiもそれなりに効果があります。

ゼンレスゾーンゼロ / 4K

次はゼンレスゾーンゼロ(4K解像度)の適合トレーニングで、敵の周りをぐるぐる走った時のシステム全体の消費電力です。

4Kfps無制限120fps制限
RX 9070 XT430-435W225-230W
RTX 5070 Ti385-390W270-275W

↑fps無制限だとRadeonはGeForceにボロ負けしますが、120fpsに制限するとRadeonが勝ちます。

消費電力のまとめ

フレームレートを制限して消費電力を下げる方法は、知ってる人しか得をしない裏技ハック的なものなので、高評価にはできません。

それに超高フレームレートで遊ぶのが好きな人にとってメリットは少ないでしょう。

デフォルトで使うならRTX 5070 Tiの方が省電力です。

とはいえ、RX 9070XTの本来の姿はめっちゃ省電力なのでは?と感じさせる結果でした。

っていうか、ドライバーの改善次第で大化けする可能性があるので、今後に期待が持てます。

価格の比較

グラフィックボード単体の価格を比較します。

RX 9070 XTRTX 5070 Ti
発売開始年月2025年3月2025年2月
最安モデル112,980円162,980円
高額モデル152,800円209,800円
平均価格135,000円180,000円

いろいろなモデルが販売されていますが、それぞれ発売開始時の価格を平均すると価格差は45,000円もありました。

発売開始当時は圧倒的にRX 9070 XTがお得だったのですが …

RX 9070 XTRTX 5070 Ti
実売価格
2025年7月時点
112,700円~129,800円~

2025年7月時点だとRTX 5070 Tiは値下げが進み、実売価格に大きな差はありません。

ゲームメインならRX 9070 XTで十分、クリエイティブ性能なども含めた総合力ならRTX 5070 Ti、という感じで選ぶと良いでしょう。

ただ、グラボの価格は常に変動します。BTOパソコンの価格も連動して上下するのが普通です。

ショップの在庫状況や為替、パーツ単価、人気ゲームの発売、さらにはAI需要の高まりなど、影響を与える要因はさまざま。

かつてのモンハンワイルズのように特定タイトルでRadeonが強すぎて需要が集中し、BTOパソコンの価格が上がることもあります。

一方で、AI関連ではGeForceが強いため、今後のブーム次第では値上がりする可能性も。

未来の価格は状況次第で変わるものの、RadeonがGeForceより高くなるケースは、今のところあまり考えにくいと感じています。

【まとめ】迷ったらこうキメよう!

まとめると、こんな感じです。

RX 9070 XTまとめ

  • 何も問題なく快適にゲームが動く
  • 単純な描画性能はRTX 5070 Tiと同等レベル
  • 相性の良いゲームだとGeForceを駆逐する
  • WQHD/ウルトラワイドに最適
  • 2倍フレーム生成までならRTX 5070 Tiより優れている
  • 4K/最高画質は厳しいゲームが少しある
  • 相性の悪いゲームが少しある
  • 消費電力が高い
  • 総合性能はRTX 5070 Tiに負ける

RTX 5070 Tiまとめ

  • 総合性能でRX 9070 XTに勝つ
  • 4KまでOK
  • 4倍フレーム生成が使える
  • 6倍フレーム生成に対応予定(2026年春頃)
  • クリエイティブ性能が高い
  • 相性の悪いゲームが少ない
  • フレーム生成の依存度が高い
  • 操作レスポンス重視だとRX 9070 XTに負ける

キメ手はGeForceの4倍フレーム生成に魅力を感じるか? … だと思います。

まったりゲームを楽しむ人ならRTX 5070 Tiの方が6倍フレーム生成にも対応するので、長く現役で使えると思います。

2026年1月時点での個人的な評価は、ゲーム中心で使うならRX 9070 XTの方がお気に入り。特にガチゲーマーにおすすめ。

どちらも今のゲームを快適に楽しめる性能を持っているので、「RadeonとGeForce、どっちを使ってみたいか」という好みで選ぶのもアリだと思います。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラボはこちら↓

↑3スロット厚、黒いボディーがカッコいい。LED照明機能あり(OFFにも出来る)

↑3スロット厚、ごっついボディーが魅力のグラボ。

rx9070xt rtx5070ti ryzen7

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更新:2026年1月15日

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